元日におみくじを引きました。
そこに書いてあった一文が、なかなか刺激的でした。
「買いは損、売れば大金」
株式投資をしている人間にとって、少しドキッとする言葉です。特に私は、株式の永久保持を一つの信念としているので、思わず苦笑してしまいました。
長期投資、とりわけ永久保有の考え方は、「簡単に売らない」ことを前提にしています。企業の価値は短期の株価では測れない、時間をかけて育つものだ、という考え方です。
そんな立場から見ると、「売れは大金」というおみくじの助言は、真逆にも見えます。
ただ、少し落ち着いて考えてみると、全否定する話でもない気がしました。
どんなに良い企業でも、割高な価格で買えば結果は苦しくなりますし、価値が十分に評価されたあとに手放す判断が報われる場面も確かに存在します。
永久保有とは、「何があっても絶対に売らない」という意地ではありません。
企業を理解し、納得したうえで長く付き合うという姿勢です。その前提が崩れたなら、売却という選択肢を考えるのも、また投資の一部です。
そう考えると、このおみくじは「頻繁に売買しろ」という意味ではなく、「値段だけで動くな」という戒めにも読めます。安易に買えば損をし、理由ある売却は結果につながる。投資の世界では、案外当たり前の話かもしれません。
結局のところ、私は今年も永久保有を軸に投資を続けるつもりです。
ただ、元日のおみくじのおかげで、「なぜ持ち続けるのか」「本当に持ち続ける価値があるのか」を、少しだけ考え直すきっかけをもらいました。
相場の神様より、企業を信じる。
でも、たまには神社の一言に苦笑しながら立ち止まるのも、悪くないものです。
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