今日は成人の日だ。
成人と聞くと、年齢や儀式を思い浮かべがちだが、本質はもう少し別のところにある気がする。
それは「自分の判断に、自分で責任を持つようになること」ではないだろうか。
投資にも、よく似た瞬間がある。
投資を始めたばかりの頃は、誰かの意見を頼りにする。
雑誌に載っていた銘柄、SNSで話題の株、専門家のコメント。
それ自体が悪いわけではないが、その判断の責任はどこか他人に預けている。
やがて、うまくいくこともあれば、うまくいかないことも経験する。
その中で少しずつ、「なぜこの株を持っているのか」を自分の言葉で説明できるようになる。
この瞬間こそが、投資における「成人」なのだと思う。
長期投資は、その意味で大人向けの投資だ。
派手さはないし、短期で成果を誇ることもできない。
だが、企業と時間を共有する覚悟が求められる。
株価が下がったときに、誰かのせいにしない。
上がったときにも、運だけで片づけない。
そのすべてを引き受けたうえで、なお持ち続ける。
それは、自由と同時に責任を引き受けるという点で、成人とよく似ている。
成人式は一日で終わるが、投資の成人は終わらない。
むしろ、そこからが本番だ。
今年もまた、世界経済は複雑に動き、市場は私たちを試す。
それでも自分の判断で選び、自分の責任で持ち続ける。
その姿勢だけは、年齢に関係なく持ち続けていたいと思う。
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