元日は、長期投資について考えるのに意外と向いている日だと思っています。
相場は休みで、株価もニュースも一度止まる。数字に追われないからこそ、「そもそもなぜ投資をしているのか」を考え直す余白が生まれます。
長期投資は、今日や明日の株価を当てにいく行為ではありません。
10年後、20年後に企業が生き残っているか、その間に価値を積み上げていけるかを信じる行為です。そう考えると、年初に立てる計画は「今年いくら儲けるか」よりも、「どんな企業と時間を過ごすか」に近いものになります。
元日に過去を振り返ると、短期の上げ下げで一喜一憂していた場面ほど、後から見れば些細な出来事だったと感じます。一方で、企業の本質や経営姿勢を重視して保有し続けた投資は、時間を味方につけていました。
長期投資において重要なのは、特別な才能や派手な判断ではなく、続けられるかどうかです。元日に立てる小さなルール──慌てて売らない、分からないものには手を出さない、企業の歴史を調べる──それだけで十分なスタートになります。
元日は、未来に向けて静かに構える日。
長期投資もまた、静かに構えることから始まります。今年も相場より一歩引いたところから、企業と時間を味方につけていきたいと思います。
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